第2回:くせ毛のタイプを知れば、スタイリングはもっとラクになる
くせ毛には、いろんなタイプがあるってご存知でしたか?
「私の髪って、なんでこんなにうねるんだろう…」と悩んでいる人も、髪質のタイプとくせの原因を知るだけで、スタイリングの悩みはグッと軽くなります。今回は、先天性と後天性のくせ毛の違いや、自分のタイプの見極め方、そしてその特徴に合ったケア方法をお伝えします。
くせ毛には「先天性」と「後天性」がある
▷ 先天的なくせ毛とは?
生まれつき、遺伝的に持っているくせ毛のこと。髪の内部構造(毛皮質)が不均一で、断面が楕円形や平べったくなっていることが多く、これがうねりやカールの原因になります。
親や兄弟姉妹にもくせ毛が多い人は、このタイプである可能性が高いです。
特徴:
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幼少期からうねりがある
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湿気や乾燥で大きくコンディションが変わる
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年齢と共に多少の変化はあるが、基本的な毛質は変わらない
ケアのポイント:
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水分バランスの安定が最優先
保湿+油分のバランスを見ながら、スタイリング剤を選ぶ -
朝と夜、髪の水分状態をチェックして日々のルーティンを調整
▷ 後天的なくせ毛とは?
生活習慣やダメージの蓄積によって、大人になってから髪質が変わり、くせ毛のように見える状態です。出産、ホルモンバランスの変化、加齢、ストレス、パーマ・カラーによる化学的ダメージが原因となることが多く、髪の表面や内部の水分保持力が低下した結果、うねりやねじれが発生します。
特徴:
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思春期以降、または30代以降に髪質が変化した
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一部だけうねる(前髪や襟足など)
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髪のハリ・コシがなくなったように感じる
ケアのポイント:
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頭皮環境の見直しが第一
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ダメージ補修系のシャンプーやトリートメントを継続的に使用
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ホルモンバランスの変化が原因のことも多いため、生活習慣の見直しやストレスケアも有効
ファムいわく:
「後天的なくせ毛は、“髪の調子が悪い”というサインかもしれません。逆にいえば、ケアで変わる可能性があるんですよね。」
くせ毛のタイプ分類(テクスチャ別)
ファムは、髪のうねり方を次の3タイプに分類してカウンセリングを行っています。
【ウェイビータイプ】
ゆるやかな波状のうねりがあるタイプ。
毛量が多く見えがちで、乾燥すると広がりやすいのが特徴。スタイリング次第でナチュラルな動きが出せるため、活かしやすい髪質とも言えます。
【カーリータイプ】
くるっとしたカールがしっかり出るタイプ。
湿気や水分を吸いやすく、膨らみやすい。保湿とホールド力のあるスタイリング剤を使うと、動きを活かしつつまとまります。
【コイリータイプ】
細かい縮れのある、いわゆる「天然パーマ」タイプ。
乾燥しやすく繊細な髪質で、摩擦や引っ張りに弱いのが特徴。保湿を最優先し、無理にストレートにしようとせず、ダメージレスなスタイルづくりを重視しましょう。
自分のくせ毛タイプを知る簡単ステップ
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髪をしっかり濡らす(タオルドライ前の状態で)
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粗めのくしで軽くとかす(無理に引っ張らない)
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自然乾燥させて、カールの様子を見る
このときに:
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カールが強く出る → ウェイビータイプ
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ボリュームが落ち着く → カーリータイプ
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根元から縮れている → コイリータイプ
乾かし方で仕上がりが変わるため、普段の乾かし方・整え方も含めて観察することが大切です。
まとめ
くせ毛の原因やタイプを知れば、自分の髪に合ったケア方法やスタイリングの選択肢が一気に広がります。
ファムの提案するスタイリング術やヘアケアも、すべては「あなたの髪がどういう性質なのか」を理解するところから始まります。
「まずは、“私のくせ毛ってどんなタイプ?”って、客観的に見るクセをつけてください。そこからケアも、スタイルも、楽しくなりますよ。」